人間関係や人付き合いで「自分だけ我慢(がまん)ばかりしている!」と、悩んでいる人も多いです。
実は僕も同じような悩みを抱えていました。
小さいころから、内向的で人見知りだったこともあって、どうしても自分だけ我慢することが多かったんです。
でも、あるとき「そんな我慢ばかりするのはどうだろう?」という疑問がわき、本を読んだり、考えたりして、実際に目の前の人間関係で実践してみました。
そうして僕が実際に実践した結果、役に立ったという方法を、この記事ではまとめています。
小さいころから人間関係でずっと苦しんできて、あるときに真剣になって人間関係の本を100冊以上読んだ僕だから伝えれることもあります。
人間関係や人付き合いで「我慢ばかりしている」と悩まれているのなら、この記事がヒントになるかもしれませんよ。
目次
人間関係で我慢ばかり!我慢ってどうなの?
我慢ばかりしているのは、しんどく思っておられるかもしれません。
たしか、自分ばかり我慢していたら、なんともいえないモヤモヤした気持ちがたまっていきますよね。
だって、我慢しているということは、相手のことを気遣っているからこそ、我慢しているはずです。
相手への気遣いは、適切な人間関係を作っていくうえで、とても大切なこと。
だから、もしこの記事を読まれているあなたが、人付き合いで我慢をしているのなら、「自分は気遣いをしようとしているんだ!」と自分を肯定してあげてくださいね~。
でも、あるときに、「我慢をしていること自体は悪くないかも…」と気付けました。
実は、僕はその気付きを得るまでは「ああ、自分は不器用で我慢しかできないダメなやつなんだ…」なんて思っていて、自信を失っていました。
しかし、「我慢は相手への気遣いや優しさからの行動なんだ」と気付けてから、この我慢問題?に立ち向かう活力が湧いてきたんです。
なので、我慢している状況に立ち向かうためにも、まずは、「自分の我慢は相手への気遣いなんだ」と自分を肯定することから始めるといいと思います。
実際僕は、そう思ってから、下に書かれてる取り組みをやっていきましたよ。
問題は『自分ばかり』が我慢ばかりしていること
上に書いたように、我慢は気遣いなので、してあげたらいいとは思います。
問題は『自分ばかり』が我慢している状況ではないでしょうか。
相手のことを気遣って我慢してあげることも大事なんですが、もう少し自分を出していくことも、適切な人間関係を作っていくためには大事なこと。
もし目の前の相手と自分を比べてみて、「自分の方が7~9割以上我慢している…」と感じているのなら、それは、少し自己犠牲がすぎるかもしれません。
こちらばかり我慢していると、
- 「こいつは何でも我慢してくれるのだから、言いたいこと言ってやろう」
- 「この人は何でも言うことを聞いてくれるのだから、ちょっと甘えてもいいか」
みたいに相手は無自覚に思ってしまっています。
相手の気持ちも、ある種、支配的になっていて、相手にとっても人として成長できる精神状態ではなくなっています。
これは健全で対等な人間関係とはいえません。
もし、「自分ばかり我慢している」と感じるのなら、たまには断ってみることも大事。
自分にとっても、相手にとっても大切なことなんです
断り方にもスキルがある
断り方のテクニック
断り方がわからないかもしれませんが、断り方もスキルやテクニックなので、誠実さが伝わる感じで断れば、相手もそこまで怒らないこと多いんです。
例えば、僕がよくやっている断り方のテクニックの一つとして
感謝→断る→感謝
と感謝ではさむやり方があります。
例えば、
「誘ってくれてありがとう」
↓
「でも、その日は予定が立て込んでいて、行けそうにないんです」
↓
「誘ってくれてありがとう。行けなくてごめんね。」
まず、最初の感謝で相手のことを受け入れた感じになって、断ることをいいやすくなります。
最後を感謝で終わることで、印象が悪くなりにくいです。
人間って終わりの印象が残りやすい性質があるので(『終わり良ければすべてよし』みたいなことわざもありますよね)、最後に感謝の意をしめすことで、自分の誠実さが伝わりやすくなります。
この感謝ではさむ断るテクニックは、断り方を解説した多くの本に書かれていましたし、僕もよく使ってます。
この断り方をしていたら、その断る相手との関係でひどくなることは少なかったですし、自分が我慢ばかりしている状況も改善することができましたよ~。
また、自分自身がこの断り方をされたときも、あまり不快な気分になりにくかったので、かなり有効な方法だと思います。
(本当にいろんな本で紹介されていましたしね~)
断ることで、自分の気持ちが変化することも想定しておく
また、断ることで、自分の気持ちが負の方向に変化する(罪悪感をいだく)ことも想定しておいたほうがいいです。
例えば、断ると、「断って悪いなぁ」みたいな気持ちになったりするものです。
これは、小さい時から、
- 人に優しくしよう
- 人の言うことを聞いてあげよう
みたいな教育を受けてきたからです。
なので、断ることで、罪悪感を持ちやすくなっています。
こんな罪悪感を持ちやすくなっていることを想定しておいた方がいいです。
想定しておくと、不思議なことなんですが、「罪悪感きたー」みたいな感じで、スルーすることもしやすくなります。
僕も断ることで、必ずモヤモヤした気持ちになってしまっていました。
そして、「こんな罪悪感があるものなんだ」と気付く前は、モヤモヤした気持ちが長引くことが多かったです。
何とも言えない罪悪感は必ず来るんだけど、あとを引かない感じ。
本当に不思議ですよね。
人間って想定外のことは、ダメージを負いやすく長引かせる傾向があるんでしょうね~。
断ると相手が怒ってきて、そしてずっと怒っている…
断ることで怒ってくるのは相手の…
実は、感謝ではさんだりして、誠実さが伝わる感じで断っても、相手が激怒してくることもあります。
そして、その怒りが一時的なモノであとに引きずらないのであれば、その人の個性として受け入れてあげることはできるのですが、ずっとその怒りが続くような人がいます。
(実際、僕もありました)
こんなふうに、誠実に伝えているのに、ずっと怒ってくるのは、相手が乗り越えるべき問題・課題で、自分が乗り越える課題ではないと思います。
他人を変えることは、基本的にはできないので、どうしようもないんです。
もちろん、相手も好んで幼い精神状態でいるわけではないのですし、たいがい、自覚なく怒ってきているので、大人な対応で誠実に冷静に対処してあげたらいいです。
誠実に冷静に対処しているのに、いつまでたっても相手の怒りがおさまらないような人であるなら、自分のためにも、その人のためにも、少し距離をとってあげてもいいと思います。
距離をとってあげることで、
- 幼い相手と付き合わないで自分も楽になれる
- 相手も距離をとられたことで怒らないですむし、もしかしたら幼い自分に気付くきっかけになるかもしれない
からです。
できたら物理的に距離をとったらいいでしょう。
難しければ、精神的にでも距離をとったらいいです。
僕も誠実に断っても、ずっと怒りまくる人がいた…
職場の人なので、物理的に距離をとりずらかったのですが、
- 誠実に礼儀正しく会話をするけど、自分のことは極力話さない。
- 「相手が怒ることが幼いことだと気付いたら、いつでも仲良くなるよ」という心構えで大人な対応で接した。
- 相手の怒りに対して、怒りで返さず冷静に対応した(相手からすると、怒りに怒りで反応するより、冷静に対応されたほうが何を考えているのかわからなくて怖いモノなんですよ~)。
みたいな感じで精神的な距離をおきつつ、毅然(きぜん)とした対応をしていたら、向こうから自然に距離をとって離れていきました。
もちろん、相手が怒ってきてで怖かったので、多少動揺した態度を見せてしまっていたとは思います。
僕も人間なのでオドオドした態度も多少出たかもしれませんが、できる限り毅然な対応をしようとすることで、相手も「こいつに怒っても無駄だ」と少しずつ思ってくれるようになったみたいです。
あと、仲の良い友達や家族などに、「こんなやつがいる」と愚痴を聞いてもらっていたのも精神面で大きかったように思います。
モヤモヤした思いを抱えているのって、結構つらいですよね。
でも、自分のモヤモヤした思いをだれか聞いてもらうだけでも、かなり気持ちがマシになったので、友達などに話したなぐさめてもらってみるのもおすすめですよ。
誰かに聞いてもらうことで、なんというか、気持ちが浄化される感じがするんですよね~。
もし、聞いてくれるような人がいないのなら、ノートに書きなぐるとかでももいいのでやってみるといいと思います。
僕も一人暮らしをしていて、誰も話を聞いてくれないようときがありました。
自分の気持ちを吐き出すだけで、気持ちが楽になるので、だまされたと思ってやってみてくださいね。
(ちなみにノートに気持ちを書きなぐって少し冷静になったあとに、どう冷静に対処するかノートに書きながら考えてみるのもおすすめです)
まとめ
この記事では、人間関係や人付き合いで、「自分ばかり我慢している」と感じているときの対処方法を紹介しました。
人間関係の本を100冊以上読んだ僕が、実際に実践して有効な方法を紹介させていただきました。
この記事があなたの生活を少しでも改善できるヒントが得ることができたなら、うれしいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。