- やめようと思っているけど、やめれない…。
- 行動したいと思っているけど、行動までにいたらない…。
なんてことがよくあります。
こんなときってどんな心理・気持ちが働いているかわかりますか?
人見知りで、消極的な僕も、なんとなくずるずる流されてしまうことも多かったです。
でも、あるとき、人間には今回の記事で紹介する心理・気持ちが働いていることがわかってからは、マシになりました。
最初にいっておきますが、この記事では根本的な解決まではできないです。
やめたいのにやめれないときの心理・気持ちは?
ではでは、早速、やめたいけどやめらないときの心理をお伝えしていきますね~。
- やめたいのに、やめれない
- 行動したいけど、できない
なんていうときは、
- 両価的(りょうかてき)感情
- アンビバレンスな感情
といわれる感情・心理が働いてることも多いんです。
両価的感情も、アンビバレンスな感情も同じような意味で、『あることについての相反する感情』のことをいいます。
例をあげると、
- ダイエットしてやせたいけど、甘いケーキやお菓子も食べたい(運動はしたくない)
- お酒をやめたいけど、ストレス解消などの理由をつけて飲んでしまう
- 離婚したいけど、子供のことや今後のことを考えてできない
などなど、軽めの感情から重めの感情まで、いろんなところで、この『両価的感情』がでてくるんです。
もし明らかに、どっちかのほうの気持ちが強くて
- 8割くらい、こっちのほうがやりたい
- 9割くらいの気持ちでやめてやる
ぐらいに思っていると、悩まず、
- やる
- やめる
といった行動にうつしやすくなります。
多くのものごとって
- 白か黒かはっきりしない
- 正解がわからない
ことばかり。
そんな正解がわからないことばかりなので、どうしても8割9割の気持ちをもって、行動にうつしにくいんですよね~。
特に、
- 気弱な性格
- 人見知り
- 慎重
- 相手への気遣いができる
などの人は、やめたいけど、やめれない罠(わな)にハマっている人も多いのではないでしょうか。
行動したいけどできないときはどうしたらいい?
では、こんな『行動したいけどできない』みたいなときは、どう対処したらいいのでしょう。
それは、
- 両価的感情におちいっている
- アンビバレンスな感情で消耗(しょうもう)している
ことを自覚することです。
「あっ! 今、自分アンビバレっているわぁ」と気付くことで、無自覚に頭のエネルギーがもれていることを少なくできます。
- なんとなくモヤモヤする
- モヤモヤがあることを自覚する
のでは、『モヤモヤがあることを自覚した』ほうが、比較的スッキリした気持ちになりやすいです。
不思議ですが、次に両価的感情がおきたときにやってみてください。
そんなエネルギーのダダもれ状態を解消できて、少しでも頭がスッキリしていると、決断もしやすくなります。
また、両価的感情があるものごとを決めたときも、自分の気持ちには矛盾した葛藤(かっとう)があるとわかったうえで、
- 決める
- 行動する
と、決めたあと、「なぜかモヤモヤする…」みたいな感情も起きにくくなります。
これも仮説ですが、葛藤(かっとう)の存在をちゃんとわかっていることで、決断に納得感がでやすくなるのかもしれません。
この世の中で完全無欠(かんぜんむけつ)な決断なんてほとんどありません。
絶対、後悔しない決断もないです。
でも、だからこそ、こういうアンビバレンスな感情があるということを理解することで、半歩でも行動しやすくなると思いますよ~。
まとめ:アンビバレってるという自覚が大事
この記事では、人間には
- 両価的感情
- アンビバレンスな感情
という『相反する感情』があることをお伝えしました。
大事なのは、このような感情があることを自覚したうえで、うまく付き合っていくことです。
両価的感情があることをプラス面から見てみると、『両方の矛盾した可能性を真剣に考えているから、こんな感情が起きている』、ともいえます。
なので、両価的感情があることに気付いたときは、必要以上に落ちこまず、「ちゃんと両方について真剣に考えていたんだ。えらいぞ、わたし!」みたいに自分のことをホメてやって、前に進んでいってくださいね~。
ではでは、この記事を読んでいただきありがとうございました。